2013年11月30日土曜日

えんげき

こんばんは、実行委員長の伊藤です。
11月もあと1時間でおわりです。時間が経つのはあっというまですね!


昨日(というより今朝ですが。)、久保田さん自ら主催する劇団の公演の案内を載せていましたね。(こちらの記事です。

私も、今日観てきました。

劇団「冒険授業」
靴下スケート

久保田さんは高校時代は演劇部。そこでの仲間が中心になってできたのがこの劇団「冒険授業」だそうです。L5ミュージカルのメンバーでは、「シンデレラ」の台本・演出・キャストの久保田さんと、スタッフの岸さんが出演し、また他のメンバーもちょこちょことお手伝いにいっておりました。



さて、公演ですが、

まず、舞台がすごかったです。

まさに目が飛び出るような・・・(あ、慣用句はだめなんだっけ。)
ほんとうに、あの空間をみるだけでも面白い!
なんであんなにたくさんのあれのなかからいろいろでてくるの!?
気になる方は明日その目でご覧いただくことをおすすめします。

さて、中身の方ですが、言うとネタバレになってしまいますので、
気になる方は明日その目でご覧いただくことをおすすめします(2回目)。


私、恥ずかしながら演劇というものをあまり観たことがなく、ましてや自分から積極的にみる生の演劇は今回が初めてでして(ミュージカルの勉強のために動画では少しだけ観ているのですが・・・。)、いろいろ勉強なること、考えさせられることがたくさんありました。



「演劇」と、「ミュージカル」との違いは、簡単に言ってしまえば、音楽の扱い、なのだと思います。(本来「ミュージカル」も音楽劇という演劇の一種で、今回観てきた演劇は「現代演劇」というジャンルに近いものですが、ここでは「演劇」と「ミュージカル」という分け方をさせていただきます。)
しかし、その音楽一つで、発想ががらっと変わってしまう、というのが面白い所だと感じました。

この「靴下スケート」に、役者が歌うという行為が介入する隙はありません。
対話と、動作、そして時間的空白(間)だけでストーリーは進行し、テーマが投げかけられます。ミュージカルでは、必ず役者は歌います。音楽もたくさんでます。ということは、それが可能なストーリー、テーマでなければなりません。対話(言語)と、音楽とでは伝わるものが違います。

となると、演劇とミュージカルとでは扱うテーマ、表現、アプローチが変わるのは当たり前のことです。私が今日みてきたものが久保田さんの演劇の原点だと思うのですが、「シンデレラ」ではその姿はほとんどありません。全く別の思考、アプローチで台本を書いてもらっています。もちろんその原点がなければ彼女は台本を書けなかったのですが。

アプローチで言えば私たちL5ミュージカルのメンバー、キャストは久保田さん以外みーんな「音楽」をする人でして、演劇はみんな素人です。

つまり普段演劇に全く興味がない人でも、音楽が介入したミュージカルには積極的にアプローチする気になっちゃう!
ということです。


これは面白いことであり、恐ろしいことですね。


私自身、このミュージカルで、演劇としてお客さんに何を投げかけたいのか、という自分への問いが不十分だったような気がします。これは残りの期間でしっかり考えていきたいことですね。



他にもいろいろなことを思ったのですが、それは長くなってしまうので、また気が向いた時にここにも書きたいなあと思います。



劇団「冒険授業」の『靴下スケート』、明日も公演があるようです!
是非皆さま明日は南西公民館に行って、靴下スケートを観て、くぼたファンになって、シンデレラに来て下さいね。



冒険授業の皆様、チラシの挟み込みをさせていただき、ありがとうございました:伊藤



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